Report2010
犬養道子代表より基金報告
難民支援協会からの報告
2010年 収支報告 

Report2009
運営委員会より活動報告
難民支援協会からの報告
2009年 収支報告 

Report2009上半期
犬養道子代表より基金報告

Report2008
犬養道子代表より基金報告
平野委員長からの報告

2008年 収支報告

【条約難民への支援】
 ・スグレさんからの報告
 ・ヘイマーさんからの報告

Report2007
犬養道子代表より基金報告
平野委員長からの報告

カクマ難民キャンプ訪問記
Tシャツ頒布のご報告
2007年 収支報告

【条約難民への支援】
 ・スグレさんからの報告
 ・ヘイマーさんからの報告

Report2006
犬養道子代表より基金報告
平野委員長からの報告
2006年 収支報告
【条約難民への支援】
 ・スグレさんからの報告
 ・ヘイマーさんからの報告


Report2005

犬養道子代表より基金報告
平野委員長からの報告
2005年 収支報告
【条約難民への支援】
 ・スグレさんからの報告
 ・ヘイマーさんからの報告

  

 

 

 

 

 

 


Report [事業報告]

◆2007年 犬養道子基金報告

 【御挨拶・御礼の前にまずご報告】

(T)世界規模での状態は

 難民(refugees―レフュジイス)という単語に代わって国境内での(Interiorly)排除された(Displaced)人々(Persons)、略してIDPの語が正面切ってどの国においても使われるようになって数年。「レフュジイス」の場合には難を避け庇護を求め与えられるという人間味がこめられていましたが、IDPとなると電流の通る有刺鉄条網に囲まれる収容所に「他の人々とは隔離して入れられる」苛酷性が正面に出てきます。

9.11の同時多発テロ以来のアメリカの「テロリスト」へのオーバー恐怖がIDPを各地に生み出した一大原因です。テロなど行うどころか考えることも出来ない幼児までもIDPの中に組み込まれ、遊びや教育から遠ざけられてしまう事態に対し、宗派・思想根拠の差を問わず、基本的人権擁護のために各国各地で結束して立ち上がるグループもあらわれてきました。たとえば、2006年夏、欧州メディアの注目を浴びたヴァチカン在ローマ教皇とイタリア在イスラム教徒代表、同ユダヤ教徒代表の「協力宣言と行動」。

(U)JRSローマ本部ニュース

  • 1999年末からJRSインターナショナル部長として中南米とりわけコロンビア・エクアドルのIDP、アフリカ各地とりわけダルフールやカクマ(ケニア内)、アジアとりわけカンボジア・スリランカ等(55カ国)のIDPへの対処を現地でさぐり、数百名のアシスタントと共に働き続けたLluis Magrina神父が任期を終え、10月末を以ってPeter Balleis神父に交替。「ご苦労さま!」犬養への書簡の一部をかかげます。

I would like to thank you from the heart for your support and generosity throughout my term as International Director.More importantly, thank you for the gift of your friendship and presence which have been sources of encouragement and strength for me personally.

  • 2007年10月、JRSマルタ島(難民トランジットの場として難しい立場にある地中海上の島)主任、ミス・カトリーヌ・カミレリ(及びJRS)にUNHCR初代(第一次大戦直後発足)チーフ、Dr.F.ナンセン博士記念賞が贈られジュネーブ在国連欧州総本部内で華々しい授与式がありました。

(V)JRS・MIF

  • いまだ犬養基金事務局が正式にととのっていなかった1980年末、JRSローマ本部と協力して創設したカンボジア内「あしたへのスクール」(正式名・アルペセンター・・・対人地雷被害少年少女自立援助の職業訓練スクール)の現状報告が6月末に第二代目JRSインターナショナル部長Mark Raper神父より犬養の手元に届きました。センターは多くの青年男女に希望を与え続け、こんにちなお増え続ける対人地雷被害者からの入所申し込み増加に伴い、「今では四つのセンターオープン」。写真一枚届きました。

  • JRSローマの希望に応じ、2007年8月には広島学院(JRSの母体・イエズス会経営)より教諭1人が丸一ヶ月ケニアのカクマキャンプに参加。リポートを参照してください。

  • カクマ及びタイ国内マエ・ホンソンキャンプ支援継続。

(W)MIF国内

  • 北海道酪農大学博士課程在学のソマリア人、スグレさん(男性)と亜細亜大学国際関係学部在学ミャンマー出身のヘイマーさん(女性)の奨学金及び住居費支給。ミャンマー情勢、ことのほか悪いが元気。彼女の住む同盟学寮には、ただいま外国人学生はミャンマー、モザンビーク、台湾(2名)、計4名。

  • 2006年から日本国内にも難民申請者激増し、犬養基金はその難民申請者への支援をしているNGOの難民支援協会へ昨年度から毎年50万円を交通費・宿泊費として支援。2007年10月18日付朝日新聞によれば法務省西日本入管センターに収容中の約40人が「収容所内の食事にたびたびゴキブリや毛虫、人毛が入っていて食べられない」としてハンストに入り(10月9日、10日)同センターが調べて事実とわかり「給食事業者に衛生管理を徹底させる」と約した、とある。犬養道子基金としては今後、国内にたどり着いた難民の人々、難民申請者を重視し、難民支援協会と一緒になって支援していくことになった。そのため、今後は海外への支援金を多少減額しても国内の難民援助により多くあてていく方針。

 【支援者の皆様へ】

 2007年も天災むごく、人災多々も悲しかった1年。物価は上昇し続け、つらい一年でございましたが、みなさまいかがお過ごしになりましたでしょうか。ご案じ申し上げておりました。相変わらぬ御支援、御支持をいただき続け、有難く委員全員、心にきざみました。

 こんな時節に決して御無理をなさらないように願うばかり。小さなことが大きな希望の源となりますゆえ。

たとえば、毎週120円をジャムの空き瓶にでも入れておくと一年の終わりにはアフリカ・ダルフュールの格別に難しいキャンプ在の1人の児童教育費一年分になります。毎週100円なら中米の難民自立支援一年分。

 私共もTシャツ販売に力を入れ、各学校文化祭などがまとまった枚数を御注文。純益が54万円ほどになりましたが、布の質にこだわったため、若い人には高価すぎるとの評あり。また次回には若向きのデザインと値段で新しいものをつくりたい所存。

どうぞ皆様、くれぐれも御身御大切に。平穏の新年の来ることを心より祈ります。    

 犬養道子

 


(C) Michiko Inukai Foundation