Report2013
犬養道子代表より基金報告
難民支援協会からの報告
2013年 収支報告
平野委員長からの報告

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Report [事務局より]

 本年も厳しい経済不況の中にもかかわらず、皆様からの変わらぬ御支援により本年の活動報告をお届けすることが出来ますことを心よりうれしく、厚く御礼申し上げます。

(1)ますます厳しくなる難民認定
 難民を取り囲む状況は、内外を問わず、年々悪化してきております。日本に難民認定を申請する人々の数は、2011年に過去最多の1,867人に達したのちも増加傾向は続き、2012年には2,545人となりました。このように申請者が増え続ける問題点としては申請手続についての情報不足、日本語での書類提出など申請段階での問題が挙げられます。また当基金の協力団体である難民支援協会では、個別にシェルター探しをしているとのこと、犬養代表が深く憂慮しています。さらには外務省予算からの「保護費」の不足が指摘されています。今後は、日本の国としての難民支援政策の確立、拡充が焦眉の急と思われます。詳しくは難民支援協会の報告(2ページ)をご覧ください。

(2)ヨーロッパでも厳しさ増す難民受け入れ
 内戦が長期化するシリアでは、国際的な調停・支援が難航、難民の数は約220万人、2014年末までに500万人を超える見込みと報告されています(UNHCR)このうち、難民が目指すのは、難民政策で”先進的“とみられているドイツ、スウェーデンとのことです。他方、イタリアでは、難民受け入れの余裕がなく、難民の地位をえるために最初に入国した国(たとえばイタリア)での申請が義務付けられているため、ヨーロッパ内では、(イタリア以外の)他の国で滞在する資格を得ることが出来ない取り決めとなっています。UNHCRによると、世界の難民申請の74%がヨーロッパに集中。そのヨーロッパにおいて、難民受け入れが滞ると、大半が不法入国者、さらには不法滞在者とならざるを得ないことになります。
 上記のシリアの情勢に鑑み、犬養道子代表よりJRSローマ本部に対し、シリア難民に特に配慮するよう要請しました。

(3)フィリピーン台風・水害にお見舞い
 水害の情報に対し、JRSのローマを通じ、JRSマニラ駐在のマーク・レイパー神父にお見舞いを伝達しました。

(4)JRSは東ティモールの難民地に学校を新設
 犬養道子基金からの支援金も貢献しました。

(5)犬養道子代表
 「基金」の活動と同時に、作家活動に強い意欲をもっておられますが、体調が許さず、「婦人の友」誌連載中の「随想 共に歩む日々」も秋以降休載の号があり、とても残念です。                    (以上 平野記)

 来年もさらに厳しい状況が続き、支援の要請が強まることが予想されます。皆様の一層のご支援をお願い申し上げます。

JRSのホームページ: http://www.jrs.net

難民支援協会のホームページ: http://www.refugee.or.jp

 

 


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