Report2014
犬養道子代表より基金報告
難民支援協会からの報告
2014年 収支報告
平野委員長からの報告

戻る


Report [事務局より]

 本年も厳しい経済不況の中にもかかわらず、皆様からの変わらぬ御支援により本年の活動報告をお届けすることが出来ますことを心よりうれしく、厚く御礼申し上げます。

(1)JRSの活動について:シリアやアフリカ各地でのテロや内戦など世界情勢はますます悪化の一途をたどっていますが、JRS(イエズス会難民センター)は会員全員が身を挺して難民の為に働いておられます。JRSのこの一年の膨大な活動報告をこの紙面に載せることはできませんが、ここにJRSから送られてきた難民キャンプの子供たちの写真を数枚ですが掲載いたします。JRSの仕事はますます増えており、昨年完成した東ティモールの難民地の学校は今も増設しているそうです。世界中に広がる混迷のすべての要因の一つは教育の貧困にあるという点で、犬養基金からの支援も大変助けになり、喜ばれております。

(2)日本国内における情勢について:本年も、「平和」で「豊かな」日本を目指して、難民認定を申請する難民の数は、過去最高を更新致しました。これに対して、難民に対するわが国の対応は、申請後、結果が出るまで平均2年、長いケースでは5年以上もかかり、結果を待つ間十分なセーフティネットも用意されておらず、多くの難民が先の見えない状況におかれています。
 その上、わが国の審査基準は非常に厳しく、何年も待たされた挙句、認定されるのがわずか数名から数十名です。難民保護の状況を韓国についてみてみますと、2011年12月29日には出入国管理法とは独立した「難民保護法」が議員立法により成立、2013年7月に施行され、申請中の生活保障や、教育や医療の保障など、その内容は国際的にも注目を浴びています。近年における韓国の難民認定率は、11%と、日本の10倍以上となっています。「難民保護法」については、「難民支援協会」や、UNHCRを含む難民支援関係者、組織が国際的な研究、情報交換をおこなっている段階です。このようなわが国の制度改善を後押しするためには、「難民保護」についての国民レベルの理解がさらに求められます。

(3)明るい動きとしては、各地の大学で難民を支援する活動が広がり始めていることです。関西学院大では、「難民支援協会」と協力、他大学を加え「Meal for Refugee」(難民のための食事)」を設立。祖国の食事、メニューを各大学の学食で提供しています。そのほか、難民申請者との交流や日本語学習支援など若い人々の様々な形での支援活動が伝えられています。

(4)犬養道子会長の本年中の『婦人の友』掲載「随想ともに歩む日々」は、「新しい歌を」「春遠からじ」「一粒の薔薇の実」「忘れられない贈りもの」各1、3、6、12月号でした。
(以上 平野記)

 来年もさらに厳しい状況が続き、支援の要請が強まることが予想されます。皆様の一層のご支援をお願い申し上げます。

JRSのホームページ: http://www.jrs.net

難民支援協会のホームページ: http://www.refugee.or.jp

 

チャリティーコンサート参加のご報告

 2014年5月6日(火)、午後1時30分より、札幌市民ホールに於いて、チャリティコンサートが開かれました。ライラックの会は、約20年以上にわたって、コンサートや著名な方を招いて講演会を催し、その収益のほとんどを犬養道子基金に御寄付くださっています。毎回、基金にご招待状をいただきながら、なかなか出席することが出来ず失礼しておりましたが、今年は事務局から松方が参加し、平野委員長よりのご挨拶を代読させていただきました。
 札幌アルカディア室内管弦楽団、ソプラノの平井有(なほ)さん、ハープの小笠原直子さん、そして、フルートの田邉秀人さん等の素晴らしい演奏を楽しませて頂き、そのあとの懇談会では皆様と交流が出来て大変有益な時間を共有することができました。ここにその時の写真を掲載させていただきます。ライラックの会の皆様方には心より御礼申し上げますと共に、今後ともよろしくお願い申し上げます。(松方)

 

 


(C) Michiko Inukai Foundation