Report2015
犬養道子代表より基金報告
難民支援協会からの報告
2015年 収支報告
平野委員長からの報告

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Report [事務局より]

(1)日本においての難民支援について

★ 犬養基金は長年にわたって難民支援協会と協力し、日本における難民支援に力を注いできました。しかし、日本での難民支援の中でも特に難しいのが「就労支援」と「医療支援」です。。

かつて私たち犬養基金では難民支援協会の協力を得て、難民留学生に対する奨学資金支給を実施してきた実績があります。2名の難民留学生が立派に大学の課程を修了して就職先を求めました。ソマリアからきた男性は北海道の酪農学園大学の博士課程を卒業しましたが、日本における「難民」に対する理解不足もあり、就職活動がなかなか進みませんでした。個別事情にもよりますが、女性の方は流通業に就職することが出来ましたが、このソマリア男性は日本での就職を断念して英国に職を求め移住していきました。難民支援協会においても、難民が職を確保することが出来るように企業と難民をつなぐ活動を実施していますが、なかなか難しいのが現状です。
 今般、「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」は、UNHCRとの、「グローバルパートナーシップ」を締結し、今後3年間に総額1,000万ドルの難民支援を行い、国内外で難民を100人規模で雇用すると発表(11月25日付)。また「ユニクロ」では現在国内店舗で難民13名が勤務中(毎日紙、11月26日)とのこと。こうした動きが日本の経済界にもっと広がること、そして、これが難民支援協会の活動にも繋がることを期待したいです。
 また「医療支援」については、難民支援協会からの報告の中でも詳しく報告されていますが、緊急性を伴う大変重要な支援です。暖かい国から来ている人が多い難民の人たちにとっては日本の寒い冬を越すことは本当に大変なことです。シェルターも足りず、寒さから身体を壊す人も多い中、これからもますます皆様からの御協力をお願いしながら、支援していきたいと思っています。

★ ローマJRSからは毎月インターネットで送られてくる世界の、特に現在はシリアを中心とするアフリカ、中東地域の難民問題、そしてアジアでの少数民族に対する排除・襲撃などから生じている難民、特に子供たちへの教育問題などへの取り組みなどの報告を受けております。特に、2年前に東ティモールの最も貧しい地域に完成した小学校、教員育成施設、寮などの施設の建設を犬養基金も支援しました。
 特に「水」に関する設備(学校建設には最初に最も必要な施設)に犬養基金からの支援金が当てられ、それがスタートとなって学校関連施設が出来上がったことは記憶に新しいことです。
 現在もまだまだこの学校の施設は進化し続けているそうです。(以上 平野記)

 

JRSのホームページ: http://www.jrs.net

難民支援協会のホームページ: http://www.refugee.or.jp

 

 


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