Report2017
基金運営委員会より基金報告
難民支援協会からの報告
平野委員長からの報告
柊運営委員からの報告


Report [事業報告]

◆2017年 犬養道子基金報告

 

基金ご支援の皆様へ

 2017年は国内外で多くの災害、テロ、そして体制の上でも重大な変化がありました。皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいましたでしょうか。

 犬養道子基金にとりまして、2017年は大変悲しい年となりました。 すでに皆様もご承知の通り、7月24日の早朝、犬養道子代表は老衰のため96歳で天に召されました。
 7月24日からは深い悲しみの毎日でしたが、亡くなられる8日ほど前の16日の日曜日には、 運営委員の柊、松方がお見舞いに伺うとベッドの上から、「あら、いらっしゃい」とはっきりとお元気な声をかけて下さり、 15分ほどお話をして私たちは安心して帰途に就いたのでした。
ベッドの上のお手元にはその日の朝刊がしっかりと置かれており、お話の半分は難民の人々に対する深い愛情に満ち溢れたもので、 最後まで世界の情勢に関心を持ち続けていらっしゃいました。 そして、その数日後には深い眠りにつかれ、24日早朝に天国に旅立たれました。

 その後、8月1日、東京四谷の聖イグナチオ教会(カトリック麹町教会)にて道子代表の好きなブルーと白の花々に囲まれた 荘厳なミサによる葬儀(喪主・甥の犬養拓氏)が多くの参列者のもと、執り行なわれました。 現在は、東京、青山霊園の中の犬養毅氏(祖父)の隣に眠っていらっしゃいます。
 1994年に名古屋から東京に犬養基金を移してから、もう23年ほど経ちます。 現在の運営委員は殆どその時に道子代表から声をかけられて集まった面々で、 23年も続くとは誰も予想していなかったことと思いますが、無事にここまでお手伝い出来ましたことに心より感謝申し上げます。
来年1月に難民支援協会に移行してからの新しい再出発につきましては本年7月1日付でお送りしたお知らせの中に記しましたので、ここでは割愛させて頂きます。

 犬養道子基金の報告書は今回で最後になりますが、新しい口座の印字された振込用紙(支援を継続する方に)と難民支援協会の最新の資料、 そして道子代表自ら描かれたマッターホルンのカードを同封いたします。このカードの裏には道子代表がお好きだった聖書の言葉とサインを記載いたしました。 思い出としてお納めいただければ幸いです。

 これまで長きにわたって熱いご支援を下さいました皆様方に、委員一同、心より深い感謝をお捧げ致します。 毎月そして毎年、東京に委員会を移す前から変わらぬご支援を賜り続けましたことは、 天国の道子代表はもとより、私達、委員全員の心の中に深い感動をいただきました。
して、そのご支援を、アフリカ、アジア、中東などの世界中の紛争の地で活躍していらっしゃるJRSのスタッフ、 神父様方を通して若い難民の教育プロジェクトの資金として継続して届けることができましたことをこの上なくうれしく思い、 心より御礼申し上げます。

 2018年は犬養道子基金にとって、新しい門出の年になります。 犬養道子基金に代わり難民支援協会の方々が、祖国から追われ、 また日本で苦悩する難民の人々のための支援活動を円滑に続けることが出来ますよう、 今後とも末永くご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


2017年12月吉日 犬養基金 運営委員会 委員長 平野 鍾
事務局長 松方万里

 


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